そして、昼くらいに父親が来るので、
早起きして出かけなくちゃって言って、
二人で目覚ましかけたのに、
八時直前くらいに起きて、
りおたんが朝飯作るって言ってたのに
寝てるからなんかムカツキながら味噌汁と卵ヤキみたいなの
作った。
ムカツイタ。

んで、不機嫌だったのは、
それ以外にも理由があって、
またさだくんの夢を見たんだった。

あたしはやっぱりさだくんがすきなのか??
と思って、ちょっと暗くなった。
りおたんは勝手すぎるし。

「ドライヤー貸して」
とかいって、こっちは忙しいのに
ナニを、自分のヘアースタイルを気にしているのかと。
「このドライヤー弱くてつかえねー」
とか、「つーかクシとかないの?フツークシでやるじゃん?」
とかいってきて、むかついたら、
あっちも逆キレしてきた。

ま、それでも、
あたしがご機嫌をとれば大丈夫なことも多い。
二人で急いで出かけて、
近くの(といっても歩いて20分くらい)ゲーセンにいった。
昨日預けたメダル450枚をあてにして★

そのあいだ、二人で手をつないでなんだかるんるんだった。
りおたんは、かわいい。

でも、ふと、勇気を出そうと思って、
さだくんの夢の話をした。
「悩んでるんだけど」って。
そしたらりおたんは
「それは前から言ってたジャン」
て、普通に受け止めてくれて、
「忘れられないって言うか思い出しちゃうのはしょうがないと思うし
おれだって、元カノ思い出したこと一回もないって言ったらウソになるし」
って言ってくれた。
「思い出しちゃうのは付き合いに悔いがあったからなんじゃないの?」って。

「たぶん、あたし携帯急にかえたでしょ?連絡来てたらどうしようとか、
何してるのか、無事に生きてるのか心配とかで、夢にでたんだと思うんだ」
と言ったら、りおたんは、「そういう連絡ならいいよ、さだくんとなら」
と言ってくれた。

「ただ、さだくんに告って、付き合うことになったから
俺と別れるとかはやめろよ?(笑)」

と言われた。
さだくんのことをきれいに自分の中で整理できるか、
自分の本当の気持ちがわかったりするか、
とにかく、悪いことではないと思うって。
嬉しかった。

りおたんに、お願いして、(たぶんサカモトサトルの)
唄をうたってもらった。すごく、痛いんだ。
歌詞はちょっとあいまいだけど
「きみにはもうなにもしてあげない」っていう感じのうた。
きみが苦しめばいい、となりに別の誰かがいて幸せでも、
ぼくのゆめをみて、どうしてそんな夢を見たんだろうって
胸を押さえればいいのに。みたいな歌詞だ。

あたしは、さだくんにたいしてそう思ってたのに、
実際には、あたしがそういう風に、苦しまされてる。
りおたんがうたってくれてて、あたしは、泣いてしまった。
歩きながら、手をつなぎながら、涙がぽろぽろこぼれた。

あたしのことを受け止めてくれるりおたんが大好きだと思った。
でも、悲しくて、さだくんのことが、悲しくて、いっぱい涙が出た。

ありがとうりおたん。

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