修羅場最終章。

2004年4月2日 恋愛
(つづき)りおたんとであったのも暗闇、薄明かりの闇の中。
あたしはずっと夢を見てるみたい。夢だと思ってたみたい。

いつだって、誰とだって、現実であったことなんかないじゃないか。
逃げよう、逃げなくちゃ、あたしは生きるんだ!

そう思って、20分ほど歩いた。

だけど、りおたんのことを考えると、
帰れなかった。帰れるわけがなかった。
カレは目が覚めてあたしがいなかったら
怒るだろうか?切れてあたしに復讐するだろうか?
それとも、諦めるだろうか?なげやりになるだろうか?
それとも少しほっとしてためいきをつくのだろうか?
あたしにはわからなかった。
すごく恐かったけど、
それでも、あたしはりおたんの前から何も言わずに去るのは
自分にとってもよくないって思った。
このまま逃げつづけて、一体あたしのどこが「変われる」っていえるの?
本当にすきだって言えるの?
誰にもうそをつかずに、本当に好きだったって言えるの?

あたしは、もう希望がなくても、本当に絶望をみせられても、
りおたんと最後まで付き合うことを決めた。
ダッシュでホテルに向かう間、
あたしは考えた。
また殴られても、殺されても、
それでも彼のそばから離れられないって。
本当に彼があたしの前からいなくなるまで、
あたしからいなくなることは絶対にしない。

そう誓ったのはだって、つい最近のことじゃないか。
そんな簡単に諦める自分だったら、あたしだって一生許さない。

りおたんりおたんりおたんりおたん。
ずっと考えた。
希望は少しもなかったわけじゃないけど
それでも何も考えずに生きていたときよりは
格段に希望がなかった。
希望なんて、根拠をのべるのは難しいものだけど、
それでも、どんな理由を探しても、戻れないって思うだろうし、
現に終わるために戻ったんだし。

だからもうよくわからなかった。
ホテルの浴槽でもう何度目かの「確認」をした。

あたしは死ねない。
どんなに手首を切りつけたところで、
あたしには手首を切り落とすことは出来ないんだから。


何度も変な夢やなんかで目が覚めた。
バイトに遅れないかとか、
りおたんがぶちきれてまたぶっとばされるんじゃないかとか、
ドキドキしながら熟睡していて、
すごく気持ちの悪い眠りだった。
金縛りにあってるときみたいな
現実と夢の境目のないものだった。

それでもあたしは、
意外な結末を迎えた。

りおたんはあたしを許した。
あたしは期待はしていたけど
今度こそ終るって思っていた。

心の中であらかじめ諦めていきることで
人は絶望から少しだけ身を守って生きるのだろうか。



もう何度目かわらかない。
あたしの人生という映画を見ていた人はきっとおもうだろう。
モウ何度目の「本当の愛」なのかと。
モウ何度目の「本当につながってる」なのかと。

それでもあたしは、
そのたびに信じてきた。

でも今度こそ本当に「本当」にしなくてはいけないと
自分で思っている。

あたしは今変わらないと、
もうだめなんだ。

ずっとそういってきたけど。
きっとさだくんのときもそうだったけど。

もうここで逃げたら一生後悔する。

さだくんを失った時にそう思ったように。

カレから逃げるだけじゃない、
あたしは自分から逃げて、
人生から逃げて・・・・

そういうのを、逃げるって言うんだなって思った。


もうその繰り返しという自分自身のループから脱出だ。
きっともう、強く生きていける。
絶対に。絶対に、本当に。

あたしはりおたんと一生を共にする。
自分の意地だけじゃなくて、
きっと今度こそ運命だと信じつづける強さを持つ。

自分が最後まで信じたなら、
それが真実だ。絶対だ。

朝拾ってきたケイタイは、一瞬通話できたけどやっぱりぶっこわれていた。

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